その他
支援者のメンタルヘルス
精神科医師になってから「毎日患者さんの話を聞いてしんどくならないの」とよく聞かれます。いろいろ重なるとしんどくなることはありますが、おおむね大丈夫と答えています。症状の重い方、特に心的外傷を抱えた方と接する際には、支援者の思いが強ければ強いほど、相手が良くならないことに不安になったり、いら立ったり、傷ついたりすることがあります。
しんどくなっている時は、周りが見えなくなっていることが多いです。
診察室の中で回復があるわけではなく、日々の生活の中で回復があります。精神科においては、年単位での回復もあり、揺れ動きの際に回復が進むことも多く、なかなか糸口が見えない方でも、ふとしたきっかけで変わることがあります。
そういった時にいざ動けるように準備(維持)しておくというのも支援の在り方の一つです。そのためにも
支援者自身が自分の状態に気付き、孤立せず、健康を心がけ、ゆとりを持つことが大切となります。
精神保健指定医 町原 敦
