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解離性障害について②

前回、私たちの心は能動性、単一性、同一性、自他の区別の四つの性質を持っていると説明しました。これらが損なわれると「解離」という状態になります。

解離とは、ある性格を持った一個の人間としての統一された感覚や働きが失われた状態を指し、意識・記憶・同一性・情動・知覚・身体表象・運動制御・行動などの正常な統合が破綻したり不連続となることによって、さまざまな心の機能に異常が起こってきます。

例えば、自らの同一性が混乱したり、失われたり、また多重な同一性を持ったりします。

これらの具体的な臨床状態は、典型的には次の三つに分類されます。

①解離性同一症(解離性同一性障害)

②解離性健忘

③離人感・現時間消失症です。

これらの「解離症状」の正確な原因は分かっていませんが、心的外傷や幼児期の被虐待体験、何らかの強いストレスなどが関連する場合もあるとされています。

次回は①~③の三つの症状について説明します。

院長 岡田 和史

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