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思春期の診療について

思春期の診療で難しいのは、どこまでが病気で、どこまでが思春期の過程で起こり得ることなのかという見極めです。一過性のものとして経過を見るのでいいのか、早期発見・早期治療ということで薬物療法をはじめとして速やかに治療対象とするのがいいのか。ご本人自身の問題というより、家庭や学校などのさまざまな不具合が本人の症状として表現されていることも多く、また周囲のまなざしというものも本人を左右する大きな環境の一因となります。
診断をつける(告知を含め)ことのメリット・デメリット。薬を使うことのメリット・デメリット。成長につながる揺れ動きと、揺れ動くために必要な安定と、支援者自身においても、揺れ動きながらも安定している(しなやかに持ちこたえる、そのためのゆとり、遊び)ことが大切となります。本人ならびに本人を取り巻く環境を支えながら、あれこれ一緒に考えていくということが病院としてでき得ることかなと考えています。

精神保健指定医 町原 敦

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