その他
精神科訪問看護について③~訪問作業療法について~
作業療法における「作業」とは「対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す」と定義されます。具体的には、日常生活活動、家事、仕事、趣味、遊び、対人交流、休養など、人が営む生活行為と、それを行うのに必要な心身の活動が含まれます。
精神科訪問看護ステーションに勤務する作業療法士は、精神疾患により生活のしづらさを抱える方(以下利用者)に対し、掃除や洗濯、料理などの生活に関連した実践での訓練を実施します。また、生活に関連すること以外にも、趣味活動やスポーツを通して余暇時間の過ごし方を検討したり、仲間づくりや地域
での居場所づくりも行います。その他、希望に応じて就労のために必要な能力の獲得や認知機能訓練の実施、自身の強みや苦手な部分を学ぶ機会を設けながら、利用者の皆さまが地域で自分らしく生き生きとした生活が送れるようにお手伝いします。
精神科訪問作業療法に興味がありましたら、かかりつけの医療機関にてお問い合わせください。
作業療法士 佐野 秀平
